出産後無料で配られる育児パッケージがすごい!フィンランドの子育て支援「ネウボラ」が日本版に!

文部科学省も本腰を入れ始め、全国に広がり始めた新しい子育て支援「ネウボラ」。

どんな制度なのでしょうか?私の街では始まっているの?調べてみました。

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ネウボラとは?

「ネウボラ」は、フィンランドで100年以上の歴史のある子育て支援制度です。

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「ネウボラ」とはもともと「アドバイスをくれるところ」という意味だそうです。

「ネウボラ」では、一人の保健士さんが、妊娠中から子どもが大きくなるまで、無償で子育てのサポートをしてくれます。(実際には「出産ネウボラ」と「子育てネウボラ」で別の保健士さんになることもあります。)

妊娠中は8~9回、出産後に2回の面談、1歳までに9回の検診、6歳までに最低6回の検診、その後も相談をすることができます。

子どもの育ちに不安がある場合には、検診の機会を増やしたり、専門医を紹介してくれたりします。

また、紹介しっぱなしではなく、専門の医師とも緊密に連携をとってくれるようです。安心して相談し、早期に対応することができます。

国から赤ちゃんへ、初めてのギフト

また、フィンランドのネウボラで特筆すべきは、赤ちゃんが生まれたときに、国からプレゼントをもらえるということ。

1人につき4万円以上のいろいろなサイズ・タイプの赤ちゃんの服、ベビー用寝具、防寒具、水温計、布おむつ、おしゃぶり、絵本、お母さん用には母乳パッドや生理用品などが入っています。

このギフト制度、20世紀初めに民間の母子支援活動から始まったそうです。フィンランドではかつて、乳児死亡率が高く、その背景には貧困による経済状況や衛生状態の悪さがあったため、赤ちゃんが生まれてすぐ使えるものを多く用意したそうです。

ちなみに、ギフトが入っていた箱は、赤ちゃんが余裕で入ることのできる大きさ。底も厚くなっていて、寝具セットも揃っているので、衛生状態の悪い家庭でも、赤ちゃんが安全に眠ることのできる場所を確保することができるようになっています。

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赤ちゃんが生まれたときにはこのギフト(4万円以上)か現金(約2万円)かを選ぶことができるそうですが、9割以上のお母さんがギフトを選択するようです。

このギフト、フィンランドで赤ちゃんの生まれた家庭のほか、外国の皇族の誕生時にも贈られるそうで、あのイギリスのジョージ王子誕生の際にも英国王室に贈られたのだとか。

双子や三つ子の育児は大変なので、双子の場合は3箱(1+2)、三つ子の場合は6箱(1+2+3)贈られるそうですよ。

なぜ今、ネウボラ?

日本では、妊娠中は定期健診がありますが、出産後は検診に行ったり、予防接種を受けたりといったスケジュールを、保護者が自分で管理しなければならないし、制度はあるものの、育児についての相談を気軽にするのは難しい状況にあります。

1歳半検診や3歳児検診といった検診の機会でも、「発達の遅れを指摘されるのが嫌」と隠してしまう方もいます。

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また、小学校に入るまで、幼稚園や保育園に通うのは任意なので、残念ながらこの期間に所在不明になってしまう子も多くいます。昨年だけでも乳幼児健診を受けず所在の分からない子は4千人を超えており、育児放棄や虐待へ発展している可能性があります。

子育てに行き詰まりやすいこの期間に、子育て支援を行うことが、赤ちゃんだけでなく、お母さんたちへの支援になるのですね。

日本にも続々登場

厚生労働省は、「ネウボラ」をモデルとする妊娠・出産包括支援のワンストップ拠点を計画する自治体150市町村に補助金をだしています。

千葉県浦安市

松崎市長は、フィンランドへ赴き、実際のネウボラを見て、この制度の整備を始めたそうです。

婚活、不妊治療への金銭的支援、「こんにちはあかちゃんギフト」、子育てネウボラなどの、切れ目ない支援の提供をしています。

こんにちはあかちゃんギフト

妊娠中と出産後にケアプランを作成すると、赤ちゃん服やスタイなどの入ったバックを受け取ることができます。

東京の文京区

妊娠中から小学校に入るまでザポートする「出産子育て支援センター」。フィンランドの取り組みを参考に、2015年度から始まりました。

サタデーパパママタイム

生後3カ月までの赤ちゃんのいるお父さん・お母さんが、交流や子育て相談をすることができます。

産後ショートステイ

助産院などに母子で泊まり、授乳指導や産後の体調の相談、マッサージなどをしてもらうことができます。

1日3万円を9千円で利用することができます。

ほかにも、埼玉の和光市、三重県の名張市、鳥取県日吉津村(ひえづそん)などで行われています。

この取り組みのための準備をする自治体も増えてきています。

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