小児慢性特定疾病にメリットあるの?こども医療使った方が楽でお得?

病院で薦められて、「小児慢性特定疾病」申請したものの、日々の病院通いの支払いは泣きたくなるほど多くなるし、返金手続きに行くのも大変だし、年に一回更新のために自分で書類かき集めに回るのめんどくさいし、そもそも「こども医療受給者証」使えば医療費無料になる地域だってあるのに、これじゃマイナスじゃない?



悶々としているとき、保健所の方と話す機会があって、
「実は、めんどくさいからって、辞めてしまう方もいるんです。」
って。
やっぱりか〜! そうだよなぁ〜!

「でも、続けてほしい」
ってその心は〜?!

今回は、小児慢性特定疾病のメリット&デメリットについて考えてみます。

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小慢の手続き〜受給者証が来るまで

時期が来ると、こども病院では「小児慢性特定疾病」の申請をするように言われます。

息子の場合は、1月(生後半年)のカテーテル検査の入院中、ラステリ手術が見えてきたころでした。

手続きに必要な書類(医師の意見書)が発行されるので、それを持って手続きに行ってください。保健所に申請を出した日から、適用されます。という説明でした。

手続きの書類

  • 医師意見書
  • 世帯全員の住民票
  • 課税証明書
  • マイナンバー
  • 本人の保険証
  • お薬手帳
申請書など書類はたくさんあるのですが、保健所で言われるがままに記入していけばなんとかなります。

あ、印鑑を忘れずに!

かかりつけの病院や薬局を登録するので、お薬手帳など、住所や通院記録のわかるものを持っていくと便利です。

受給者証が来て、最初の支払い

申請〜受給者証が来るまでは約2ヶ月。

その間、こども病院では支払いを止めてもらいました。

処方箋が出ていたのですが、処方箋薬局では、これまで支払い0円だったのに、申請中は「こども医療費受給者証」が使えなくて、2割負担。領収書はとっておいて、小児慢性特定疾病受給者証が来たら、精算。

この辺は、病院と薬局で対応が分かれていました。





さて、晴れて受給者証が来て、こども病院でお会計!

「2万3000円です。」

「に・・・にまんさんぜんえんΣ(゚Д゚)
 お金下ろしてきて、いいですか?」
びっくりして、会計カウンターで思わず叫んでしまった・・・


ちなみに、申請中は入院もなく、通院も数回だったのですが、内訳は
  • 2月(1回):1万円
  • 3月(2回):1万円
  • 4月(1回):3千円
小慢使わなければ、「こども医療費」で通院1回500円だったので、多くても3ヶ月で2000円のはず。なんか、損した気分(¯―¯٥)

2月、3月は、1本16万円もするシナジスを打っていたので、余裕で上限行っちゃってたんですね。


このあと薬局へ行き、2月3月の薬代を返金してもらい、4月の薬代を支払ってきました。
なんてめんどくさい!

仕組みとデメリット


毎回の支払いは2割負担&上限あり

上でも紹介しましたが、「小児慢性特定疾病」を使うと、「こども医療費」が使えなくなり、2割負担となります。

ただし、所得に応じて月の「上限」があり(たいてい5000円、10000円、20000円のどれかです。)、上限に達すると、その月はそれ以上請求されません。

「限度額管理表」が「小児慢性特定疾病受給者証」と一緒に配布されるので、医療機関でお会計の際に「限度額管理表」に記入してもらいます。

指定の疾患に関する受診でしか適用されない

申請の際に、医療機関と薬局を登録し、登録した医療機関、薬局でしか使うことができません。
(その他の医療機関や薬局で使いたいときは、事後でもいいので保健所に連絡して登録します。)

700以上の疾患が対象になるそうですが、登録した疾患以外で病院にかかるときは、使用できません。


息子も、健診や風邪で、こども病院以外の病院にかかったのですが、そこでは小児慢性特定疾病は使えず、「こども医療費受給者証」での支払いとなりました。

返金手続き

市役所や保健センターで手続きをすると、小児慢性特定疾病で支払った分は全額返金されます。

必要なものは
  • 小児慢性特定疾病限度額管理表
  • 病院や薬局の領収書
  • 印鑑
です。

手続きは簡単です。数ヶ月分をまとめて申請することができます。

「こども医療費受給者証」を使うと通院1日500円になる人の場合、「小児慢性特定疾病」で返金手続きをすれば、最終的には自己負担額は0円になるので、お得ですね。

でも、「こども医療費受給者証」でもともと通院1日0円の市町村に住んでいる場合、返金手続きをするために、手間と交通費や駐車場代がかかることに(。ŏ﹏ŏ) そうすると、お得感はあまりないですね。むしろ、マイナスです。

更新手続き

年に一回更新手続きをします。

手続きに必要な書類は
  • 医師意見書
  • 申請書
  • 課税証明書
  • 世帯全員の住民票
  • 本人の保険証
です。

5月頃、申請に必要な書類が送られて来ます。

その中に入っている医師意見書を持って、病院にお願いに行きます。


課税証明書は1通200円ぐらい。パパの扶養に入っている場合は、パパの課税証明書です。
※前年度の所得をもとに作られる、新しい課税証明書は6月中旬頃から手に入れることができます。


住民票は、現住所の確認のためだそうで、「世帯全員の住民票」1通300円でした。


交通費など入れると、申請にかかるのは1000円ぐらいでしょうか。



「こども医療費」で医療費がタダになる地域にお住まいですと、わざわざお金と手間をかけて更新めんどくさい!ってなっても仕方がないな、って感じです。

メリットはあるの?

この制度の使いにくさがどこから来ているかというと、「こども医療費」の制度ができる以前の制度だから、ということのようですね。

特に子どもの医療費が0円の地域では、デメリットしか感じないかもしれません。

でも、本当にメリットはないのでしょうか?

「小慢」は全額返ってくる

子どもの医療費が0円ではない地域では、大きなメリットですね。

私が住んでいる市は、通院1日500円なので、心疾患で病院にかかるときだけでも、0円になるのはありがたいです。

ただ、返金手続きに行かなくてはならないのが、デメリットですが。

入院費がちょっと安くなる

手術にかかるお金、入院中の医療費は、全て「小児慢性特定疾病」が適用されるので、大きな心臓の手術も、一時的に上限まで負担→実質的には無料で受けることができます。

入院費以外「食事療養費」と呼ばれる部分も少し補助が出て、ちょっと安くなります。
差額は日に300円ぐらいですが、長期入院すると、大きいですね。

心臓手術で入院する場合、支払うのは
  • 小児慢性特定疾病の上限(後日返金)
  • 食事療養費(ちょっと安くなる)
  • おむつ、リネン代
  • 仮泊室代
で、ちなみに息子は月をまたいで一月弱入院したので、全部で5万円程度(うち2万円は後日返金)でした。

県外でも使える

私は、静岡県内在住なので、あまり感じなかったのですが、「小児慢性特定疾病」のメリットは「県外でも使える」ところ。

「こども医療費」は県外では使えない
ので、県外の方が子ども病院を受診する場合や、県外の病院にセカンドオピニオンでかかる場合など、2割負担になってしまいます。手術なんかした日には、(あとで返金されるにしろ)2割負担でも数百万円、高額医療費が適用されても数万円は払うことになります。怖い。

そこで「小児慢性特定疾病」を使うと、上限までしかかからないので、それほどお金の心配をせずに県外の病院にかかることができます。

旅行中に具合が悪くなることもあるので、「小慢」を持っていた方が安心ですね。

18歳以降も使える

「子ども医療費」は、小学校就学前までや15歳までなど、年齢制限があります。

「子ども医療費」で0円じゃなくなった頃、「小児慢性特定疾病」に切り替えれば?と思う方もいるかもしれませんが、申請時には疾患がわかった段階からの医療情報が必要なため、病院によってはカルテが廃棄されていたりして、申請が難しいらしいです。

更新の場合は、「更新時の状態」のみで更新することができます。こちらは比較的簡単(でも、めんどう)

「小児慢性特定疾病」は18歳までですが、状況により20歳まで延長することができます。

市が助かる

個人的にはメリットが少ないと感じても仕方のない制度ですが、市町村的にはこれが大きい!

「子ども医療」の制度は、通院1日0円とか500円になるのですが、じゃぁ2割負担との差額は誰が出しているか?というと、市町村が出しているわけで。

風邪で通院するくらいなら、その差額も大したことないのですが、手術した日には、数百万円、市町村が負担することになるんです。

そこで「小児慢性特定疾病」に入っていると、市町村が負担するのは月の上限(5000円とか10000円)まで。上限〜2割負担の差額分(数百万円)は国が負担してくれます。

手続きはめんどくさいけど、市の財政を助けていると思ってね」と保健所の方に言われました✾

駐車場代が安くなるかも

ちなみに私の住んでいる市では、市立病院や図書館の駐車場が4時間無料になります。



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