図書館戦争スペシャルドラマ「ネムノキに降る雨」

2015年10月5日放送「図書館戦争スペシャルドラマ」

今回のドラマのメインは、映画やアニメではカットされ、もはや地上波では見られないと思われていた中澤毬江ちゃんと小牧隊員のお話です。

このタイミングでやるということは、11月21日公開の映画「レインツリーの国」の宣伝もするつもりだと思ったのですが、実際にドラマの中で出てきた本は「レインツリーの国」ではなくて、「ネムノキに降る雨」にかわっていましたね。表紙は似た感じでしたが。
図書館戦争「ネムノキに降る雨」

「ネムノキに降る雨」広川ゆう


でも原作ファンにとっては、「図書館戦争」(10月10日公開)も「レインツリーの国」(11月21日公開)も両方楽しみになる内容でした。

ちなみにメインは毬江ちゃんの話ですが、主人公・郁の父母が「こんな危険な仕事辞めろ―」と来きたり、柴崎さんのストーカー(手塚のお兄さんの子分)が出てきたり、図書隊に務める手塚のお兄さんの影がちらついたり、フラグがどんどん立ってくる回でした。手塚のお兄さんの組織「未来企画」も動き出して・・・。

今回の映画は「最終章」ということなので、映画で回収するのだろうけど。複線あり過ぎて、映画で回収できるのかな?完結しちゃったら、別冊Ⅰ・Ⅱの内容はやらないつもりかー。とりあえず映画の冒頭で「王子さまの正体」が判明しそうな流れでしたね。

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毬江ちゃんエピソード

小牧教官の10歳年下の近所の19歳の女の子が毬江ちゃんです。
図書館戦争毬江ちゃん 毬江ちゃんは、高校1年生の時に突発性難聴になり治療が遅れたために、補聴器を付けてやっとというぐらいの聴力になってしまいました。

原作で人気のあったカップル(小牧&毬江)だったにもかかわらず、映画版でもアニメ版でも登場しなかった(アニメDVD収録の1話のみシルエットで出てくる)のは、毬江ちゃんに障害があったためです。このとき、自主規制したことは仕方のないこととはいえ、原作者の有川浩さんは悔んでいたようです。


毬江ちゃんは図書館で、懇意の小牧さんに「レインツリーの国」という本を薦められます。

レインツリーの国

難聴を抱えた女の子が主人公の恋愛小説です。

しかし、この本を学校で読んでいたところ、級友から「こんな本を進めるなんて残酷だ」と言われ、話が大きくなって、小牧さんは、「聴覚障害者に不適切な本を薦めた」「未成年者・障害者の人権を無視した」として良化隊に捕らえられてしまいます。級友には悪気はなかったのですが(ドラマだと嫌みな感じの高校生でしたが)、最後に良化隊の耳にな言ったところが運が悪かったですね。

めちゃくちゃな展開ですが、こういう伝言ゲーム現実にもありそうで怖いです。


とらわれた小牧さんを助けるために、毬江ちゃんが一肌脱ぎます。「障害があったら物語の主人公にもなれないの?!」毬江ちゃんの強い言葉に世論は動き、小牧さんは助かるのですが・・・。


皮肉にも、アニメ版でも映画版でも毬江ちゃんは画面に出られないんですよね。


ちなみに、図書館戦争「レインツリーの国」は、図書館戦争シリーズ2作目「図書館内乱」に出てきた同名の小説を、現実化したものです。

図書館内乱 図書館戦争シリーズ (2) (角川文庫)


レインツリーの国


「レインツリーの国」というのは、主人公の女の子が運営しているサイト名。主人公は、感音性難聴だが、耳のことを気にしないで自由にのびのびとすごすことのできる唯一の世界が、サイト「レインツリーの国」でした。

主人公「ひとみ」がネット上でつづっていた本の感想を見た一人の男性「伸」とのメールのやり取りが始まります。「伸」に会いたいと言われた「ひとみ」は・・・


2015年11月21日公開映画「レインツリーの国
主演:玉森裕太・西内まりあ

ネムノキ

ドラマの中では、「聴覚障害を持つ女の子が恋をする物語。」と説明されていますが、
図書館戦争広川ゆう 「ネムノキに降る雨」という本は実際にはありません。

「広川ゆう」は「図書館戦争」シリーズ作者の「有川浩」さんをもじったものですね。


ところで、「ネムノキ」ってどんな木でしょう?

ネムノキ

ネムノキ
岡山理科大学 生物地球学部 生物地球学科HP

温帯の植物で、イランやアフガニスタン、中国南部に分布し、日本では北海道以外の各地で見ることができます。荒れた土地にも適応するので、河原や雑木林などに多いようです。梅雨の終わりから夏に咲く花は、繊細で美しいつんつんとした扇7の骨を広げたような形です。高さは高いもので10メートルぐらいになります。

アメリカネムノキ

レインツリーの別名はアメリカネムノキです。

この「アメリカネムノキ」というのは、誰もが一度は目にしたことがあると思いますが、日立のCMに出てくる「この~きなんの木 気になる木~」の歌の背景に移されている木なんです。

モンキーポッド
(Copyright© hawaii123.com

別名「モンキーポッド」。10年ぐらい前にブームになった観葉植物です。

夜になると葉が閉じて眠ったようになり、朝になるとまた開くので、一人暮らしの女性に人気が出ました。

雨の日にも葉が閉じるので「レインツリー」と呼ばれています。


花言葉は「歓喜・胸のときめき」です。 「レインツリーの国」公式サイトでも、ネット検索でもこの言葉しか出てきません。

小説「レインツリーの国」では、聴覚障害を持った女の子が、唯一「歓喜・胸のときめき」を感じられる場所が、このサイト上だったとされています。


「アメリカネムノキ」=「レインツリー」
「雨降りに関係した木」=「レインツリー」
ということで、「ネムノキに降る雨」というタイトルには深い意味はなく、そのまま「レインツリーの国」を表しているんでしょうね。

2015年10月10日公開 「図書館戦争THE LAST MISSON」大様のブランチで語られた制作秘話

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