英語が嫌いになる(;´Д`)多読絵本の間違った選び方~脱☆挫折~

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親子で英語を楽しみたいな、という時、手軽なのが英語絵本です。

ところが「我が子に合った絵本選び」というのは意外と難しく、多くの方は、ここで失敗します。そして子供たちは、英語を楽しむどころか、英語が嫌いになってしまいます。

親子で英語絵本を楽しみたい!だからこそ、「間違った英語多読絵本選び」について知り、正しい絵本選びで子どもたちと英語を楽しみたいですね!

やりがちだけどNGな英語絵本の選び方

今回は、英語絵本初心者のお子さんに、英語の苦手なママが読み聞かせする場合のNGな絵本の選び方を紹介します。

どれも私がやってみて、失敗した方法です。下記を実践した結果、見事に英語嫌いになりました(ToT)

この記事を読んでくださる皆さんのお子様たちが、英語嫌いになりませんよう、戒めを込めて紹介しますm(_ _)m

コスパ重視で選ぶ

英語絵本は高い!なので、「コスパのいいもの」と考えたとき、すぐに飽きてしまいそうな「字の少ない本」「かんたんな表現しかない本」は、もったいないな・・・と思ますよね。

しかし、「字の多い本」や「表現の幅が広い本」は、英語初心者の子供にとっては意味を推測しにくい。

コスパ悪いように見えますが、「同じようなかんたんな表現」が「いろいろな本」にでてくる方が、理解しやすいし、そういった方をたくさん読んだほうが、脳の中に英語の回路を作りやすいのです。

「日本で人気の幼児絵本」の英語版

「ぐりとぐら」シリーズなど、幼児絵本でおなじみの福音館書店の絵本の何冊かは、英語版も出版されています。メルカリでの取引も多く、英語絵本収集家にも人気なことがうかがえます。

私も「ある程度、字の多い本を」「いろいろな表現を学べる本を」と思い、「幼児絵本の英語版」を中心に収集していました。

しかし実はこれはNG!

「日本語で何度も読んでいる本だから、きっと好きになってくれるだろう」というのは、こちらのエゴ。

理解できない言葉でつらつら読まれる英文は、子どもにとって苦痛以外の何者でもありません。特にカタコトで、意味の切れ目がどこだかさっぱりわからないような読み方をされたら最悪!

そもそも、日本語の幼児絵本は、「3年以上日本語の環境に浸っている子が読んで、面白いと感じる本」なので、英語の環境にほとんど浸っていない子が読んでも、書いてあることを理解できないし、何も面白ろさを感じない!

その結果「英語わからない!日本語がいい!!」となってしまうのです(;´Д`)

海外のリーダーズ絵本

アメリカでは、異なる文化、異なる言語を持った子どもたちが、英語を学習するために、リーダーズ絵本というのが出版されています。

内容は、ディズニーやパウパトロールなど。子どもたちが好きなアニメの英語版です。

息子の好きなカーズやパウパトロールなら、興味を引くかな?と思ったのですが、文章は少ないものの、中学・高校でも習わないような単語・表現も多い。

ある程度、多読が進み、わからない単語の意味を類推できるようになれば、楽しめるかもしれませんが、実はそのレベルまで行くまでに「100冊程度の多読」が必要らしい・・・(=o=;)

うちの子たちも、ort絵本を100冊以上読んでからやっと、カーズやパウパトロールを手にしてくれるようになりました!

「ねこのピートシリーズ」もあります。独特の言い回しが楽しいのですが、これもある程度多読が進んでからの方が楽しめます(^^)

親が英語苦手でもOK!子どもと楽しめる英語絵本とは?

遠回りのように見えますが、近道は「レベルの低い簡単な絵本を100冊読むこと」。「レベルの低い絵本を100冊も買うなんて・・・」と初めはしり込みしていましたが、しぶしぶ絵本を購入し、やってみたところ、子どもたちが「英語の絵本読んで!」と毎晩言ってくれるようになりました。

効果的だった「絵本選び」のポイントをまとめますね。

  • 1ページの文章が少ない
  • 絵と文章の内容が一致している
  • CDつきなど音声を手に入れられる(最近はYouTubeで朗読くしてくれているものもあります)
  • ストーリー性がある
  • 繰り返しの表現がある

上記を満たすという点で、やはり最強なのが「CTP絵本」と「ORT絵本」です。

それぞれの特徴を説明しますね。

CTP絵本

スカラティック社の出している英語絵本のシリーズ。だいぶ値の張るブルジョアの英語絵本です。

繰り返しでかんたんな表現が多く、徐々にレベルアップしていく。

音源が秀逸で、一緒に発音しているだけで親も発音が良くなる!読み進めるうちに、英語への理解が進むようになっている。

2〜4歳で始めるなら、こちらが断然おすすめ!

ただし高級で1レベル18冊で約2万円します。

ORT絵本

イギリスの学校でも教科書として使われている「Oxford Reading Tree」シリーズ。

オチのあるストーリーで、読書が好きな子なら年中さんぐらいから楽しめます。

レベル1→wordless絵本といって、文字のない絵本です。絵を見ながら親子で話をするタイプの本。この「話をする」のは英語でも日本語でもどちらでもいいようですが・・・。CD付きでは、オリジナルストーリーの音読がついていますが、特に買わなくてもいい。
レベル1+→8ページの短いストーリー。繰り返しの言葉が多い。絵に対して、文章が一つで対応している。ただし親目線で言えば、(親にとって)わからない単語が何ページにも渡って出てくるときは、意味がわからなくて苦痛(TT)
レベル2→16ページのストーリー。話が展開してオチが出てくるので、英語のあまりわからない子でも面白がってくれる。英語が苦手な親でも、このくらい文章があったほうが理解しやすい。冊数が多いので、まずはこのレベルを繰り返し読むといい!
レベル3→16ページのストーリーですが、1ページ当たりの文章が増えています。英語苦手な親には、ちょっと辛い。レベル2が十分読めてくると、レベル3も楽になってくるので、うまく読めなかったらレベル2に戻るべし!
レベル4以降→「マジックキー」というものが出てきて、違う時代や場所を体験できる。大人でも夢中になってしまうストーリーが多い。我が子たちも、好きなストーリーならレベル6や8でも「読んで」と持ってきて、楽しんでいます(^^)

英語絵本の選び方まとめ

とにかく「焦らない」「見栄をはらない」ことが大事!

「何年も英語を勉強した私だからこれくらい読める」と見栄をはらず、子どもと楽しめる簡単な絵本を大量に読み、一緒に英語を楽しみましょう(*´∀`)♡

 

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