ドーマン法、赤ちゃんに文字と数を教える

この記事は約5分で読めます。

 

幼児に文字と数を教えることの是非は、いろいろとあり、教育法によってもどの時期に何から始めたらいいのか、というのが違います。

私が昔はまった「シュタイナー教育」では、幼児期は基本的に文字は教えません。「7歳までは夢の中」で、文字教育はその後。クレヨンで一文字一文字丁寧にやる。

「モンテッソーリ教育」では、3歳頃から、本人の興味に応じて「書く」そして「読む」が始まりますが、最初はひらがな、1文字ずつです。

一方で、これから紹介する「ドーマン法」は、0歳から、「単語を大量に読む」ことをします。シュタイナー教育主義者は卒倒しそうですね(@_@)

ドーマン法とドーマン・メソッド

「ドーマン法」「ドーマン・メソッド」と同じことを言っているようですが、「ドーマン・メソッド」の方は、「脳に障害のある子を対象とした訓練法」の意味合いが強いようです。

というのも、もともと「ドーマン法」は、ドーマン博士が脳に障害のある子を対象に行い成功したフラッシュカードを用いた教育法のことで、「障害者にこれだけ効果があるんだから、健常児にやったら天才になるんじゃない?!」と人間能力開発所を作って広めたものだからだそうで。

ところが、実際は健常児は、脳障害児よりも、「なんでも吸収する」期間が短いので、実際には頑張っても成果が出ないことも多いらしいです。

ドーマン法のやり方はシンプルですが、「親が頑張れるかどうか」がとても大きな要素です。
半年頑張ったら、KENの娘は1歳半で3語文話すようになり、語彙も多く、保育園でもびっくりされるくらい話もよくわかります。KENは2歳すぎで始めたので、文字や数に対する興味は出ましたが、人並みかな?本好きにはなりました。
でも親の労力半端ない!とにかく忙しいし、大変だったので、ママ友にはおすすめしていません(笑)

七田の幼児教室などは、ドーマン法を(勝手に)活用して教材づくりをしているそうなので、頑張ればそれなりに成果の出る教育法なのかな、と思います。

ドーマン法

「数」の概念を正しく理解するために、1〜100までのドッツカードを作って、決められた枚数のカードを何度も見せます。最初の数日は目をキラキラさせて見てましたが、その後は「へ〜」って感じでした。

ポイントは

  • 1日分は、5枚1セットを3セット
  • 3セットのカードを3回ずつ、子どもの機嫌のいい時に見せる
  • カードを見せながら数字を言う
  • 素早く見せる(1枚1秒なので1回は5秒)
  • 次のドッツカードのセットを見せるまでの時間は1時間開ける

最初は読み方もすごく訓練が必要です。

そして、3×3で9回のドッツカードをこなすために、間に1時間ずつ開けるので、最低でも8時間かかります。1回は5秒と短いですが、「機嫌のいい時間」を狙うので、結構大変です(;´Д`)

ある程度進むと、足し算、引き算、掛け算と進みます。

その後は、数字と数のドッツカードを結びつけていきます。

とにかくドッツカードを作ることと、毎日のカードのセットが大変です!!!

ドッツカードはネットで購入できます。ドットのシールや画用紙を用意するのも結構お金がかかるし、手間・時間もかかるので、お金に余裕があるなら購入したほうが断然楽です。

参考までにドッツカード100枚を作るために必要なのは

  • 100枚の8つ切り画用紙
  • 丸シール5050枚(=_=)
  • 根気と削られた睡眠時間

でした(=_=)

しかし、6歳になってから、暗算で2桁×1桁の掛け算を苦もなくやってしまうなど、効果はあったかと思います!

ちなみに子どもたちがドッツカードに飽きてきたころ導入したイチゴと車のドッツカード↓

パソコンで作って印刷するという手もありますよ!

掛け算や割り算に進むとどうしても同じ数字が2回出てくるので、ドッツカード1~100を2セット以上用意しておくと楽です!

文字

子どもが興味を持ちそうな単語をフラッシュカードに書いて大量に用意します。5枚ずつ3セット用意し、それぞれ1日3回。毎日少しずつカードを交換します。カードに書く言葉は、漢字、ひらがな、カタカナなど、「日常で使われている表記」で書きます。

ひらがなを1文字ずつ教えると、1文字ずつ読むくせがつく。単語で教えることで、単語や文章のまとまりで読むようになるということらしいです。

これも毎日準備が大変。しかも「機嫌のいいときにやる」「次のセットをやるまでの間隔を開ける」など条件が多く、フラッシュ方法も訓練してやらなければ効果が出ないという噂もあり、本気でやると毎日が目まぐるしいです。

でも、これがあったからこそ、「今目の前の子どもが必要としている言葉は何か」観察するくせがついたなように思います。

単語のあとは、「文章を読む」「手作り絵本を読む」と進んでいきます。家中、手作りの絵本やカードだらけになります(笑)

自力でやるなら?教材に頼るなら?

ここまで読んでいかがでしたでしょうか?

自力でやってみたい

自力でやってみたい!って方にはぜひこちらの本をオススメします。

ただし、Amazonでは品薄です。メルカリでよく取引されています。

DVDも見ると理解しやすいです。DVDの方が新しいのか、本の内容とちょっと違うところがありますが、それはやってみてやりやすい方を採用すればいいのかな?

教材はないの?

「家庭保育園」という教材の「第2教室」というのをとると、教材の一式が送られてきます。結構高額です。メルカリでも売られていますが、家庭保育園経由だと、サポートが受けられるのだとか。一人だと結構行き詰まるので、サポートは魅力的ですが、現在ホームページが工事中なのと、現在サポートは新規会員は受けられないので、残念です。

ただし、家庭保育園の文字のカードはありがたいのですが、すでに用意されているという便利さの反面、「我が子の好きな言葉を考えて文字にする」という作業が抜けてしまいます。

文字カードを手作りする過程で、我が子がどんなことに興味を持っているのか、次にどんなことに興味を持ちそうなのか、考え、研ぎ澄まされる、その過程が重要なので、時間のある方はぜひ手作りすることをお勧めします!

教室で

「七田」の教室に通うのが手っ取り早いです。
教材の使い方なども、子どもに合わせて指導してもらえます。ただし、幼児教室の授業料+教材費でかなり高額です(・o・)

タイトルとURLをコピーしました